律法と福音

ルター 二つの原理=律法と福音

聖書は次のように教えている。

・わたしの法を行い、わたしの掟を守り、それに従って歩みなさい。(レビ記18:4a)
・イエスは言われた。「もし命を得たいのなら、掟を守りなさい。」(マタイによる福音書19:17ad)

これらは「律法」の行いによって得られる「救い」である。

他方、聖書は次のようにも教えている。
・事実、あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。(エフェソの信徒への手紙2:8)

これはイエス・キリストの「福音」を信じる信仰を通して与えられる、神の恩恵としての救いである。

しかし、これら全く正反対の教えは、どちらも神の言葉である。そして、律法と福音はそれぞれ固有の働きを持ちながらも有機的(多くの部分が緊密な関連をもち、全体を形作っているさま)に関連している。

以上のことから、マルティン・ルターは、律法と福音を正しく区別して、バランスをとりながら偏ることなく併用することが、聖書の解釈と適用における最も重要な鍵であると考えた。